Mobile App Insights · Hideyuki Tsuji · April 2026
2025年初頭からJiffcyのDL数が急上昇、オーガニックが50%以上を占め、MAUは1年で4倍に
テキスト通話アプリの『Jiffcy』の人気が高まってきています。日本におけるSocial Messagingアプリのダウンロード数成長量でトップを記録し、そのダウンロードチャネルの50%以上がオーガニックであることに加え、MAUはこの1年で4倍にまで成長しているなど、特筆すべきデータが確認できます。
2025年から人気に火がついたジフシー、MetaやGoogleのアプリをおさえてDL数成長量でトップに
『Jiffcy』は、通話感覚でテキストコミュニケーションができるアプリです。LINEを始めとする一般的なメッセージアプリでは、いつでもメッセージは送信できるものの、相手がいつ見るかはわかりません。『Jiffcy』ではコミュニケーションの始めに通話の要領で相手と繋がってから、テキストでのコミュニケーションを行うため、長時間のメッセージ返信待ちがない点が特徴です。
2023年4月にiOS版からリリースされた『Jiffcy』は、相手が入力した文字が1文字ずつ表示されるため、電話感覚のリアルタイム性の高いコミュニケーションアプリでもあります。
この『Jiffcy』の人気が2025年から急激に高まってきています。Sensor Towerのデータによると、日本における同アプリの四半期別ダウンロード数推移を見ると、2025年第1四半期から大きな上昇が確認できます。
同年第3四半期には、30万以上のダウンロード数を記録しています。これは2025年7月にAndroid版がリリースされたことと、学生の夏休みシーズンが重なって大きな需要につながったのだと推察できます。
このダウンロード数急増のインパクトは、Social Messagingアプリにおいても確認できます。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から2026年3月までの日本におけるSocial Messagingアプリのダウンロード数成長量において、『Jiffcy』は100万近い成長量を記録して、トップとなっています。
上記のグラフからもわかるとおり、『WhatsApp Messenger』(Meta Platforms)や『Google Meet』(Google)など、ITジャイアントと呼ばれる企業が提供するアプリアプリを凌駕しており、日本での人気の急上昇ぶりがわかります。
ジフシーのDLはオーガニックが50%以上、MAUは1年間で4倍に上昇
さらに特筆すべきは、『Jiffcy』のダウンロードチャネルです。一般的に、新しく投入されるアプリやゲームは広告展開が行われて、広告経由でのダウンロードが上位を占めます。ですが、『Jiffcy』は異なります。
Sensor Towerのデータによると、2023年4月から2026年3月までの同アプリの日本におけるチャネル別ダウンロード数シェアでは、オーガニック検索(ユーザーが自発的にアプリストアに入り、オーガニック検索結果でアプリを見つけてインストール)が42%、オーガニックブラウズ(ユーザーが自発的にアプリストアに入り、フィーチャーやおすすめでアプリを見つけてインストール)が11%となっています。
いわゆるオーガニックでの流入(両者の合計)が50%以上となっており、新しいサービスとしては珍しいケースと言えます。これは、アプリの特性上、友だちや家族から紹介されて利用を始める口コミのケースが多いためだと推察できます。
MAU(月間アクティブユーザー数)の面でも、『Jiffcy』の人気の高まりが確認できます。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から2026年3月までの日本における同アプリのMAU推移を見ると、2025年夏あたりから上昇気流に乗っています。
上記のグラフからもわかるとおり、2025年1月 vs 2026年1月ではMAUが4倍にもなっており、その後も高水準を維持しています。2026年3月にはさらなるMAUの伸びが確認でき、今後ダウンロードがより拡大すれば、さらなる上昇が期待できます。
JiffcyがZ世代を対象にした調べによると、「告白するなら、どの手段でしたいですか?」という質問に対して、最多の回答は「対面」(81.2%)で、次に「Jiffcy」(24.6%)、「電話」(15.9%)という結果となりました。一方で「LINE」は(11.6%)、「Instagram」は(5.8%)となり、コミュニケーションにおいて伝えられる情報量が多い「対面」や「Jiffcy」が好まれるとしています。
2026年4月7日には、仲の良い友だちと自撮りを送りあうことで自動でコラージュが作成される写真機能「Dots」を追加した『Jiffcy』。今後、日本における新たなSocial Messagingアプリとしてどこまでユーザー層を広げていくかに注目です。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
Sensor TowerのApp Performance Insightsで、過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
Sensor Tower - Better data comes from real people
メディアに関するお問い合わせ:press-apac@sensortower.com
ビジネスに関するお問い合わせ:sales@sensortower.com
ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower JapanのXで:@SensorTower_JP
※コンテンツを共有する場合は、「Sensor Tower」と出典を明記してください。