Mobile App Insights · Web Insights · Hideyuki Tsuji · June 2026
過去5年間で1,700万以上のDL数を記録したニトリアプリ、2026年3月に過去最高MAUを記録
日本において、家具・インテリアやガーデン用品関連のアプリで『ニトリアプリ』が際立っています。過去5年間でダウンロード数は1,700を超え、オーガニックによるダウンロードが60%近くとなっています。同アプリは、2026年3月にMAUが過去3年間で最大を記録しました。
ニトリアプリはIKEAアプリの2.5倍以上のDL数、MAUは2026年3月に過去最高を記録
この春の新入学や新社会人となったみなさまは、新生活に合わせて家具やインテリアを新調した方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、これからのシーズンに向けてガーデン用品を購入しようと思われている方も多いと思います。
こうした商品を扱うショップのアプリを、Sensor TowerではHome & Garden Shoppingアプリとして分類しています(App IQ)。このジャンルにおいて、人気のアプリにはどういったものがあるのでしょうか。
Sensor Towerのデータによると、過去5年間(2021年4月から2026年3月)の日本におけるHome & Garden Shoppingアプリのダウンロード数で、『ニトリアプリ』(Nitori Holdings)が1,700万以上のダウンロードを記録してトップとなっています。
上記のグラフからもわかるとおり、2位の北欧ブランド『IKEA』のダウンロード数に対して2.5倍以上の差をつけており、日本での人気がわかります。また、同期間のダウンロード数8位には、ニトリホールディングスのグループ会社の1つである島忠のアプリ『島忠・ホームズアプリ』(Shimachu)が20万以上のダウンロード数でランクインしており、同グループの強さが際立っています。
また、『ニトリアプリ』は2026年3月に日本における過去3年間のMAUで最高値を記録しています。Sensor Towerのデータによると、同アプリのMAUを見ると年末や新生活シーズンの3月ごろに上昇する傾向が確認できます。
中でも、2026年に入ってからのMAU上昇が際立っており、2026年3月には過去最高となる値を記録しています。これは、2026年2月20日からスタートした「みんなの新生活応援キャンペーン」のインパクトと思われます。家具・家電およびインテリア用品の最大3,400アイテムが期間限定価格で提供され、大きな需要を生んだのだと推察できます。
日本で人気のHome & Garden Shoppingアプリは、オーガニック経由でダウンロードされる傾向にあることがデータからわかります。Sensor Towerのデータによると、2023年4月から2026年3月までの日本における各アプリのダウンロードチャネルを見ると、いずれのアプリも概ねオーガニック検索(ユーザーが自発的にアプリストアに入り、オーガニック検索結果でアプリを見つけてインストール)とオーガニックブラウズ(ユーザーが自発的にアプリストアに入り、フィーチャーやおすすめでアプリを見つけてインストール)の合計が50%以上を占めています。
広告経由でのダウンロードは少なく、ウェブブラウザー(ユーザーがウェブページ経由でアプリストアに入り、インストール直前のアプリがGoogle ChromeやFirefoxなどのブラウザー)が30%から40%を占めていることも共通しています。
ウェブでのショッピング体験からアプリインストールの傾向、アプリユーザー層には違いが見られる
ウェブブラウザー経由が多いのは、上位アプリのほとんどがウェブでの買い物をサポートしているためです。では、各社のウェブサイトの状況はどうなっているのでしょうか。
Web Insightsのデータによると、日本で人気のHome & Garden Shoppingアプリのウェブサイト訪問者数を見ると、ニトリが突出しており、新生活シーズンに合わせて山ができていることがわかります。
この傾向から考えると、ウェブでの買い物体験を通じてアプリをインストールすることが想像でき、先に紹介したウェブブラウザー経由のダウンロードを促進しているのだと推察できます。
各アプリのユーザー層には、特徴が見られます。Audience Insightsのデータによると、2025年4月から2026年3月までの日本におけるユーザー層を見ると、『ニトリアプリ』と『IKEA』では35歳から44歳のユーザーがトップシェアを占めています。
一方、『カインズアプリ』(Cainz)では55歳以上のユーザーが40%近くを占めてトップ層となっています。同様に、『DCMアプリ』(Culture Convenience Club)でも55歳以上のユーザーがトップ層となっており、そのシェアは40%以上です。対象的に、18歳から24歳の層がいずれのアプリにおいてもあまり多くない点も共通しています。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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